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9月(023)定例月議会 一般質問


いしかわ百万石文化祭に関連したおもてなし事業についてです。
10月から開催されますいしかわ百万石文化祭は、本誌では平成四年に。 続き31年ぶり2回目の開催となっていて、全国でも2回開催された。県は徳島県と大分県に次いで三件目。石川県が育んだ伝統文化がその誘致の理由と感じています。前回の平成四年の時は、前年の平成三年に石川国体が開催され、インフラも整備される機会だったと思うのですが、今回はハード面ではなく、ソフトの面での充実が求められていると思います。 提案理由にもバナーフラッグを設置するなどが挙げられていましたが、5月のG7教育大臣会合では、富山市はバナーフラッグに加え、ブーケのようなプランターのついた街路灯になっていました。 街路灯にフラッグというフラッグと小さなプランターがついているのはよくありがちなPR方法と感じたので、これをまねず、本市の独自色を出してほしいと思います。 茶道や華道など伝統に基づいた花の飾り方にして欲しいと思っておりますので、よろしくお願いします。 庁舎内にもところどころお花が置かれていますし、この議場でも議長の横に生け花がありますが。、他都市の議場では見受けられないところもあるようですので、これも文化の一端かと思います。 国民文化祭に関連して当初予算で提案されていた「いしかわ百万石文化祭花いっぱい応援事業」の内容と、この事業についてどのように本市独自の伝統文化のカラーを出していくお考えかお伺いします。

坪田都市整備局長。
本事業では、いしかわ百万石文化祭に合わせまして、都心軸で花いっぱいのおもてなし空間を創出でありますが、具体の内容につきましては、沿道にある既設のプランター450基に加え文化祭のロゴが入ったプランター250基を追加し、色鮮やかに演出するとともに、香林坊と武蔵野交差点におきましては、金沢らしく加賀五彩の彩りを添えた雪つりをイメージした、フラワータワー棟の設置を行ない、百万石文化祭を盛り上げていきたいというふうに考えております。

麦田議員。
おもてなしで花いっぱい応援事業となっていますので、この花いっぱいとなっている以上、いっぱいにしなければいけないと思います。 市民の協力、これには市民の協力が不可欠と思うのですが、市民の皆さんに参加協力していただくための市民への理解と参加啓発についての取り組みをお聞かせください。

坪田都市整備局長。
本事業は国と市と、地元商店街等の三社で協定を結ぶ国のボランティアサポートプログラムに基づきまして、実施するものでございます。 普段からプランターのお世話をされている商店街の方々も、この花いっぱい事業を心待ちにされていると言うふうに伺っておりまして、水やりなどの維持管理などにお手伝いをいただきながら、沿道を華やかに彩っていきたいというふうに考えております。

麦田議員。
同様に提案されていました、「金沢緑と伝統おもてなし事業」についても、緑の街づくりへの市民参加を推奨、推進するためとして、いろいろなイベントの開催が予定されているようですが、百万石文化祭のイベントとして本市が開催することから、本市の伝統文化の要素が感じられるようなイベントであって欲しいと望みます。それらの内容について伺います。

坪田都市整備局長。
例年10月の「緑と花の日」に実施しておりますイベントを、文化祭に合わせまして、その内容を充実させて行うものでありまして、具体的には金沢の伝統文化であります。 金箔や二俣和紙と季節の花々を利用した修理づくりを気軽に体験できるコーナーの他、茶花や手水鉢など展示したフォトスポットを新たに設けると共に、例年実施しております大型寄せ植え教室につきましては「いしかわ百万石文化祭」応援メッセージ付きの大型プランターを制作し、展示することで、金沢の魅力である緑と伝統文化の発信に繋げていきたいというふうに考えております。

麦田議員。
今でも本庁舎の所々にフラッグなどは目にするのですが、先ほどから取り上げているように、市民へのボランティアをお願いしているのですから、お願いする側としてし、自らが盛り上げるための取り組みも必要だと考えています。 庁舎内での文化祭に向けた文化的な取り組みがあればお伺いします。

川端総務局長。
庁舎内におきましては、議員仰せのフラッグのほか、カウントダウンボードやタペストリー、そしてのぼり旗や横断幕等、すでに設置しておりますが、これに加えまして、第一本庁舎の各皆の廊下等に、今、金沢美術工芸大学の卒業修了生作品を掲載しておりますが、これを今月末にリニューアルすることとしております。 このことで、金沢美術工芸大学の新キャンパスの移転、そして「いしかわ百万石文化祭」開催のさらなる機運醸成に繋げて参りたいと考えております。

麦田議員。
城北市民運動公園は、平成二年に金沢市制百年記念事業として、本市初の本格的な野球場およびサッカー場が整備され、その後、金沢プールあめるパークなどが加わっています。 現在整備されている金沢スタジアムではネーミングライツも取り入れられています。 わたくしが平成27年12月の定例好き議会で金沢プールについてネーミングライツを提案したのですが「金沢という街には相応しくない」とのことで取り入れませんでした。 その後「五年ほどで金沢がふさわしいに街になったのか」ということに対しては複雑に受け止めています。
運動公園としてのハード整備は進んでいますが、公共交通でスポーツ観戦しようとすると、現在の 公共交通例えばバスで行こうとしますと、西日本JRバスが8時から17時の間で一時間に一本の10本、北鉄バスが18時から19時代の2本、計12本しかありません。この12本で、数千人が観戦するとなると、現状での受け入れは到底不可能だと考えます。 まずJリーグの試合が開催される場合の来場想定来場者数を何人と設定されていますか?お伺いします。

坪田都市整備局長。
金沢スタジアムの最大観客収容人数であります1万人を想定しております。

麦田議員。
1万人確認しました。では、そのうち車で来場する場合の総定数と、駐車場の受け入れ可能台数。 をお伺いします。
坪田と整備局長。
車での来場が想定される台数は約1900台と見込んでおります。 駐車場の受け入れ台数については、それそれと同じ1900台としております以上でございます。

麦田議員。
1900台に2人乗っていて、4000人が、車となる。 公共交通が足りないっていうことも考えていますが、今議会でもシャトルバスという答弁があります。これはもちろん市で運営するわけではないので台数までは認識しないもんだとは思うんですが、例えばあのさっき車で4000人来られるとして、あとはそれ以外だとすると、6000人がシャトルバスで動くとなると? 相当な数だと思うんですけど、この辺についてやはり準備が必要だと思います。車以外の来場者数はそういうふうに考えてよろしいんでしょうか?

東文化スポーツ局長。
車以外でのご来場にきつきましては公共交通機関でございます、今議員のおっしゃったバスのほかに、IRいしかわ鉄道、それから北陸鉄道、浅野川線、そしてあのどのぐらいになるかは分かりませんが、徒歩で来場する方もいらっしゃるというふうに思っております。

麦田議員。
では車で来場する場合は、どういった経路を考えているかお伺いします。

坪田都市整備局長。
疋田上荒屋線の諸江方面から来場される車につきましては、二経路ございまして、一つは沖町交差点を左折致しまして、駐車場の西側から入る場合、もう一つは沖町交差点を直進致しまして駐車場の南側から入る場合の二つがございます。 一方反対側の鳴和方面から来場される車につきましては南側入り口から入る場合の右折の侵入を禁止しておりますため、沖町交差点の方まで進んでいただきまして右折し駐車場西側から入る経路のみとしております以上でございます。

麦田議員。
バスの便が少ないことから、先ほど触れました。シャトルバスのほかの公共交通としてあげられていた浅野川線の利用とかもありますが、もっとこの路線を利用する機会を増やす取り組みが必要だと思うのですが、いかがかお伺いします。

東文化スポーツ局長。
北陸鉄道浅野川線につきましては一定程度の利用が見込まれますが、乗車可能な人数や便数を踏まえまして、金沢駅からのシャトルバスの運行を軸に主催者と協議を行っているところでございます。

麦田議員。
来場に際し重要となる道路の疋田上荒屋線の渋滞についてです。
疋田上荒屋線は平成23年に開通しました。金沢駅を中心とした交通の動脈となる、内環状道路として整備されてきています。また、この開通に合わせてイータウン金沢としてスーパーマーケットなど周辺に整備されました。現在、公園整備に合わせ、沖町交差点の右折車線整備の改良が進められていることは大変ありがたいと思っていますが、もう一箇所の高柳西交差点は手付かずとなっています。高柳交差点、こちらの交差点は以前からホームセンターやスーパーなどへの買い物のため、右折車両が多かったため混雑が発生していました。 資料の下の段の図になります。 混雑していたにもかかわらず、ですね。交差点から数10mのところに運動公園駐車場への出入り口が取り付けられたことによりまして、もともと混雑していた交差点がますます混雑することが予想されるされますので、この新たな駐車場の設置については理解できません。 交通量などの現状調査をしたのかも疑問です。 この駐車場口はあと数10m西へ移動し、高柳西交差点に十字路交差点として接続すべきだったと思うのですが、現在の形態に至った経緯と渋滞解消に向けての対策についてお伺いします。もしそれができなくても、右折レーンの整備は必要と考えますが、いかがかお伺いします。

坪田都市整備局長。
令和二年に周辺交通量調査を実施し、あわせまして交通計画のシミュレーションを行ないましたところ、高柳西交差点では大きな渋滞は発生しないとの結果を得ております。また、南駐車場の疋田上荒屋線側の出入り口は道路管理者でが定める基準や、交通管理者との協議に基づきまして交差点から距離を離して入退場の際には左折のみとすると共に、園内に車を滞留させる構内道路を設置し、疋田上荒屋線への影響を抑える計画としております。なお右折レーンの設置につきましては令和二年のシミュレーション結果もあり、現時点では考えておりませんが、天候や周辺で行われますイベント等によりまして、交通交通環境は変化しますことから、完成後の車の状況を注視するとともに、必要に応じまして、関係機関と対応方法等について協議して行きたいとい考えております。

麦田議員。
あの調査しなくても混んでまして、右折レーンに車が溜まっていて、左側を走ります。左側を走ると、今度は駐車場入って行く車が並んでいて、そこまで走れなくなるっていう状態になるのが目に見えてますので、ぜひこの右折レーンの整備はやっていただきたいと思いますが、あの再度お聞きします。

坪田と整備局長。
やはり完成後の車の流れを把握した上で対応、関係機関と協議して行きたいと思っております。

麦田議員。
次に、公園に接続する用地外の道路の整備についてです。
磯部町の農家の中には、この運動公園を挟んで山川にも農地がある方がいまして、以前は直接行き来ができたのに、金沢プールができて以降は通り抜けができず、一方通行の道路になってしまうなど、大廻をせざるを得なくなってしまいました。 地域の方からすれば、先祖代々の土地を提供したのに、そのことで日常生活が不便になってしまったとの思いもあるようで、不便さだけが増したことになりますので、ええ、せめてこれまでの農道のような道路のではなく、きれいな道路に整備をしていただきたいとも感じ。 公園内用地の道路は歩道も広く整備されるようですが、上の図で行きますと公園の量が赤い線が真ん中あたりに引いてあると思います。公園用地を出た東山内灘線との間、わずか百数十メートル。 昨日柿本議員が質問していました、磯部の橋までの道路につきましても、公園内との同様な形態に整備すべきだと思います。この公園用地を出たからといって、いきなり公園の携帯の道路とは全く違う道路になってしまうというのは、すごく寂しく感じてしまいます。同様な形態にしてほしいと思うのですが、いかがかお伺いします。
村山市長。
駐車場出て東山内灘線までの道路形態については、スタジアム完成後の車両や歩行者の通行状況等確認した上で、ええ整備の必要性について研究研究したいと考えております。

麦田議員。
地域の人は用地提供したにもかかわらず、公園はできたけど、周りの道路は全くっていうのもつらいと感じています。よろしくお願いします。 
続いて沖町地内の道路についてです。 北鉄浅野川線を利用する場合、磯部駅もありますが、上諸江駅も想定されると思います。こちらからですと沖町を通ることも考えられます。 昨日もありましたが、磯部町や沖町ではサッカーの試合が迷惑なものになってしまうのではないかと危惧していますので、そうならないための道路整備は引き続きお願いしたいと思います。 これまで沖町では危機管理上の問題として緊急自動車の通行確保など目的に町会への接続道路の整備を要望してきましたが。 この度、二年を目処に整備を予定していると、聞いていることは大変ありがたく思っています。スタジアムが完成するなど状況も変わってきていますので、一日も早い整備を望んでいますが、この道路の整備状況をお伺いします。

坂本土木局長。
沖町町会から金沢病院前の市道と接続する市道は、現況の幅員が3.5m程度でありますが。 普通自動車一台がようやく通行できるような狭い箇所もありまして。交通車両の通行が厳しい状況でもございました。 このようなことから当該市道につきましては、すでに地域の方々と協議調整を行っているところでありまして、周辺環境も変わってきますことから、引き続き早期の事業化に向けて取り組んでいきます。なお、改良の整備には、用地の提供や境界の立会などが必要となりますことから、今後とも地元のご理解、ご協力をお願いして行きたいと考えております。

麦田議員。
地元では準備して待っていますので、整備よろしくお願いします。また、あのこの地域コンビニもない町というふうに言っておられます。コンビニも整備できるような道路整備をお願いしたいと思います。

続いて、空き家・町家ついてです。
最近とみに、市民の皆さんからの空き家についての相談が増えていると感じています。今年は五年に一度の住宅土地統計調査も行われるようで、この調査で空き家が着実に増加していることが数字化されるとも思われます。 空き家が増加している背景には日本の人口問題が関係していると考えていますが、私の周りでも人口の大部分を占める団塊の世代が高齢化することでお亡くなりになったり、老人ホームなどの高齢者住宅や子どもの家などに転居したりすることで、住んでいた家が空き家になっている状況ではないかと思います。ええ、そこでええ増えていると感じている空き家相談に感じています。この空き家相談について、実際のところの相談状況についてお伺いします。

坪田都市整備局長。
本市に寄せられる空き家の相談は年間約300件でありまして、そのうち6割が瓦の落下や草木の繁茂など、空き家の管理に関する、近隣住民からの相談でございます。一方、それ以外の相談につきましては、所有者や相続人からの解体や売却、賃貸等、利活用についての相談内容でありまして、その割合は年々増加している状況でございます以上でございます。

麦田議員。
空き家によっては、相続によって不動産を取得したものの、物件の所在地は相続人の居住地から遠く容易に行き来できず、結局は空き家として放置されているものもあると思うのですが、そういった場合の市の対応をお伺いします。

坪田都市整備局長。
放置されました、空き家が確認された場合には、不動産登記簿や住民票情報等によりまして、所有者等の特定を行ないまして、その所有者に対しまして、文書や電話など適切に管理するよう指導を行っております。また、その際には売却や活用の意向を伺い、空き家活用バンクへの登録や、弁護士など専門家が連携し、空き家の問題を解決する相談体制への利用を促すなど、所有者等に寄り添った丁寧な対応に努めているところでございます。

麦田議員。
増えています空き家問題に対処するために、2015年2月に空き家対策の推進に関する特別措置法が施行されましたが、本年6月の法改正に伴い、空き家の所有者は周辺の生活環境に悪影響を及ぼさないよう、空き家等の適切な管理に努めることとされ、「管理不全空き家」とされる状態の良くない空き家を適正に管理しない所有者に対しては、固定資産税の特例が除外され、税金が高く、税金を高くするなどの法改正がありましたが、このことによる対応についてえお伺いします。

坪田都市整備局長。
今回の根拠となります、空き家と対策の推進に関する改正特別措置法は、6月に交付されましたが、運用に必要な国からの基本指針がまだ示されておりませんので、管理不全空き家にとする判断基準や手続きにつきましても、現在のところを定めることができない状況になっております。 今後、国から基本指針が示されれば、判断基準や手続きにつきまして、マニュアル化するとともに、所有者等にも周知を図っていきたいと。 いうふうに考えております。

麦田議員。
空き家の中には、町屋として保全活用すべきものも含まれています。町屋とは昭和25年の建築基準法が施行されるまでに建築された建物で、金沢町家として保全活用を促す流れになっていますので、空き家が町屋だった場合、保存か解体かという相反する対応が求められるのですが、その場合の対応をお伺いします。

東文化スポーツ局長。
空き家となった町屋についてのご相談がありました場合は、基本的には保全活用に関する市の補助制度を説明致しまして、保存に向けた検討に誘導しております。一方で維持管理が充分でなく、非常に危険な状態であれば、建築指導課とも情報共有を行ない、連携を図りながら士として解体を認めるなど、事例に応じたきめ細かな対応に努めております。

麦田議員。
本市の町家の保全活用に向けた取り組みをお聞きします。また、全数に対して流通している数が先ほどありました。バンクなどを含めて流通している数が少ないということについて、どう捉えているかお伺いします。

東文化スポーツ局長。
金沢町家の良好な保全活用のため、再生活用事業として町屋の外観や防災構造等に係る補助制度を運用しております。また、金沢町家の流通につきましては、金沢町家情報バンクへの登録を促すとともに、金沢町家流通コンサルティング事業を通じて保全活用に努めると努めているところであります。 一方で相続問題や所有者の生活状況など、今後の町家が置かれている状況は様々でございまして、町屋所有者と利用希望者の双方のニーズのマッチングは容易ではなく、丁寧な対応が必要であると考えてございます以上です。

麦田議員。
保全・活用に取り組むことは理解するのですが、宅地建物取引士への調査では、それらの取り組みについて「ある程度知ってはいるが、詳しくは知らない」との意見が多いことについて、現在行われている周知に向けた取り組みでは足りないのではないでしょうか。 また、この調査で宅建士は金沢町家の需要があることは認識しているが、相続や協会の問題など取り扱いの長期化採算性の悪さから積極的に取り扱わないと否定的で、このことを解消するためには、行政側としてもっと踏み込んだ積極的な地域の宅建業者との連携が必要だと思うのですが、この点についてお伺いします。

東文化スポーツ局長。
金沢町家の保全活用に関する取組を進めるためには、地域の不動産物件の詳細を理解されている。宅建業者との連携は不可欠であると考えております。 そのため、金沢町家保全活用審議会の委員として、全日本不動産協会石川県本部や石川県宅地建物取引業協会からも参画いただいています他、保全活用にかかる各種補助制度につきまして、宅建業者を対象としたセミナーでの説明や個別説明会の開催等を通じまして、より理解を深めていただき、連携の強化に努めているところでございます。

麦田議員。
一方所有する方は、金沢町家が店舗や宿泊施設として利用されていることが増えていることについて、自分の所有する建物もそのように使ってほしいと思ってはいるものの、どうすればよいかわからない方のほうが多い多いのが現状のようです。 所有する方は高齢のため最低限の改修もできないまま、今もそこに住み続けていることや、建物を手放したいにもかかわらず手放せないという意見がある現状となっています。 このことから改修や活用についての具体的な情報提供や、支援の仕組みを構築することはもちろんですが、現在行われている文化財に近しい運用を見直しする必要があるのではないかと思うのですが、お考えをお伺いします。

村山市長。
町家の所有者に対しましては、日頃から維持管理のポイントや様々な改修活用事例を紹介するとともに、補助制度の利用できる具体な対象範囲や内容など知りたい情報を、わかりやすく伝える手引を作成しております。 また、町家の保全活用に向けた補助制度の運用につきましては、文化財のように厳格な復元修復を目指すものではありませんが、実際の利用ニーズも考慮しながら、個別に相談に応じながら、歴史遺産としての金沢町家の特性を損なわないように引き続き柔軟に対応してまいります。

麦田議員。
今ほどの不動産屋さんも所有者の側も扱いにくいとの感覚を持っているようです。扱う人たちの考えもそうですが、実際にはその周辺にいて迷惑と感じている市民の皆さんがもっと多くいますので、この点についてはあのもっと扱いやすい制度の検討をお願いしたいと思いますが、市長いかがでしょうか?

村山市長。
様々なご意見も伺いながら、対応してまいりたいと言うふうに思いますけれども、現行制度におきましても個別相談に応じながら、個々に柔軟に対応してまいりたいと考えています。

麦田議員。
よろしくお願いします。次行きます、市立工業高校の宇宙のことについてです。
あの8月にインドが世界で初めて南極月の南極に着陸させて、日本でも今月7日にええ、初の月面着陸を目指す探査機のロケット打ち上げが成功したと言う風になっています。 そんな中ですね、市立工業でも取り組んでいるようですが、高校生でも宇宙に挑戦できるということは大きなことだと思いますので、そのためには、地域やほかの団体などの連携や高校生だけでなく、幅広く取り組んでいくことが今の高校生にも求められていると思います。 金沢市立工業高校では、先日行われた中学生体験入学でロケットを飛ばしたと聞いています。わたくしが在籍した頃には想像もできない事柄ですので、その時の状況といつの頃からそのような取り組みが始まったのかお伺いします。

野口教育長。
先月、市立工業高等学校に行きまして開催いたしました。中学生体験入学の目玉企画としまして、缶サイズの模擬人工衛星、いわゆる缶サットの打ち上げを行ないました。その際には打ち上げ前のプレゼンテーションから缶サットの発射まで市立工業高校の生徒が主体となって取り組んでおります。缶サットの製作は令和四年度から着手しておりますが、その前段の取り組みとして始めました、ペットボトルロケットの製作とそのうち上げ技術が缶サットに活かされており、技術の積み重ねと応用がものづくり技術に不可欠であるとの思いをあらためて実感したところでございます。

麦田議員。
中学生が体験したことで、中学生からはどのような評価があったのかお伺いします。

野口教育長。
体験入学では、缶サットの見学、農家、機械、電子電子情報、建築、土木各課の特徴的な取り組みをすべて体験していただきました。中学生のアンケート結果によりますと、この缶サットの打ち上げにつきましては、缶サットにチャレンジしてみたい。 市立工業高校の生徒を身近に感じたなどの声があり、特に缶サットの打ち上げには参加者の6割以上が関心を持っていただきました。 体験入学に参加して良かったという回答は9割以上になっております。このような評価の要因には、生徒が直接中学生を指導することで親近感を覚えた事にあると分析をしており、このことがものづくりに対する関心を高めることに繋がって欲しいと願っております。
麦田議員
ではそのロケットのこと高校生の生徒たちは、現在どのように取り組まれているのかお伺いします。

野口教育長
担当教員三名の指導により、機械科三年生8名が一年間を通した課題研究として缶サットの研究に取り組んでおります。課題研究のテーマを設定する際に、生徒たちが地球以外の惑星に居住する壮大な夢抱き、をそのためには、宇宙についての理解が不可欠なことから、宇宙探査の第一歩として缶サットの製作を始めたものでございます。あの生徒たちは夢の現実に実現に近づくために、日々試行錯誤を繰り返しながら改良を重ねておりまして、現在現在ですが、五代目の缶サットを完成させております。

麦田議員。
宇宙科学となれば、指導する職員の方もそれなりの準備が必要だと思うのですが、3名とありました。その先生方の負担は増えていないのか?またどんな準備をされているのかお伺いします。

野口教育長。
缶サットの研究は、機械課の課題研究の一環であります教員の指導につきましては、これまでの経験の積み重ねによりまして対応できております。今後、大学や企業などへの派遣研修により、教員の指導力を高め、より専門性の高い研究に対応して行きたいと考えております。

麦田議員。
ロケットを飛ばすことによって、生徒たちのどのような成果を上げているのか、生徒の様子、また今後どのような形で取り組むつもりかお伺いします。

野口教育長
本年8月に岐阜県で行われました。缶サット甲子園2023地方大会に初出場し、参加8チームの中でベストプレゼンテーション賞を受賞することができております。さらに生徒たちは難易度の高い取り組みを通しながら、例えば不得手だったプログラミングに必要な技能を習得し、地道に努力を重ねていくことの大切さを学ぶとともに、チャレンジ精神やもえ課題解決能力の向上に繋がっていたものと思っております。缶サットに取り組む目的はあくまで研究を通して先端技術の習得を図り、一歩先をいく工業教育を実践することであります。 当面はさらに研鑽を重ねて缶サット甲子園の全国大会出場を目指すとともに、次のステップとして小型ロケットやキューブサットについての学びを深めながら、更なる先端技術の習得を崇敬して行きたいと考えております。

麦田議員。
はい。市立工業の生徒も頑張っています。あのぜひ、職員の採用にも心を配っていただきたいと思います。

コミュニティ活性基金の。以前にも質問しました。当時の状況では、ゴミ袋の販売収入が6億3000万指定ゴミ袋の販売経費などで1000万円2億1000万円前後のことでしたが、現在でも状況が変わらないのか?また、基金についての発足当初からの現在についての状況をお伺いします。
加藤環境局長。
令和四年度の指定ゴミ袋の販売収入につきましては、議員ご指摘のとおり約6億3000万円でございます。また、製造販売などにかかる諸経費につきましては増加をしておりまして、約2億7000万円でございます。

神谷市民局長。
地域コミュニティ活性化基金の残高の推移でございますけれども、平成29年度には5268万3千円でございます。また、令和五年度につきましてはえ?当初でええ、当初予算で631,865,000円となっております。