さて、今回の第一目的地「田老町」であります。
昨年は、仙台から北上して来たのですが、宮古市までたどり着けず、釜石市までで断念した経緯が有り、今回は北から南下するコースに設定しました。
映像では、何度も見ていましたが、実際に見ると本当に大きな構造物で、しかもほとんどが2重になっていることから、設置してきた、この町の津波に対する思いが、形にあらわれているように、感じます。
海を見ることを諦めてでも、大きな防潮堤を造るという方法を選択しました、写真にも有るように、高さは6m近くになるのではないでしょうか、たぶん、これが有ることによって、日常生活にもきっといくらか不便を感じていたのだろうと思います。
昔からの言い伝えでは、これでも足りないとの考えもあったようですが、大きな構造物の威力に頼るしか無かったのかもしれません。
町の人口が増えることにより、堤防を増やし用地を確保して来たようですが、自然の威力にはかなわなかったという現実なのでしょう、人の力で自然を押さえつけることは出来ないということを、しっかり認識しなければ行けません。
海側に有った破壊された堤防と山側から見た、コンクリートミキサー車の後ろに連なる堤防。
全景を見るために高台に上ったら、こんな美しい景色に出会いました。